Appynation、Tapjoyオファーウォールでアプリ内課金を犠牲にすることなくiOSの収益を9倍、Androidの収益を2倍に増加

Appynationは英国を拠点とするモバイルゲームの開発会社で、Picture Cross、Puzzle Page、One Clue Crosswordなどのパズルヒット作で知られるパブリッシャーです。同社のPicture Crossの収益とコンバージョンを高めたいという課題に対し、UnityチームはTapjoy from UnityのMessage to Earn（M2E）を使用してオファーウォールを最適化することを提案しました。

AppynationのCEOを務めるPeter Williamson氏が、この最適化によりアプリ内課金（IAP）の収益を犠牲にすることなく、どのようにiOSの収益を9 倍、Androidの収益を2倍に増加させ、エンゲージメントとコンバージョンを大幅に増加させたかを説明しています。このケーススタディは、実際の手順に沿ってご紹介していきましょう。

TapjoyのMessage to Earnを使用したオファーウォール最適化

“当社はそれまでも数年間、Tapjoyオファーウォールを自社アプリで使っており、カレンシーセールでは大きな成果を達成してきました。私たちがPicture Crossの収益、エンゲージメント、コンバージョンを増加させたいと考えていたところ、UnityのチームからMessage to Earn（M2E）の提案を受けました。M2E 機能を使用すると、カレンシーセール中にユーザーに対しポップアップメッセージで通知することができます。このメッセージはトラフィックをオファーウォールに誘導し、エンゲージメントを高めるよう設計されたものです。

当初、私たちはM2Eを使用することでアプリ内課金の収益に悪影響が出るのではないかと心配していましたが、実際に実装してみると悪影響はまったくなく、感動しました。実際のところ、M2Eはオファーウォール管理画面のプレースメントにカスタムコンテンツを追加するという手早く簡単なものでした。M2E を使用することで、カスタマイズ可能なメッセージとポップアップを容易に追加できるようになり、開発者が内部メッセージングシステムからディープリンクを作成する必要も、アプリをアップデートする必要もありません。

Androidで収益2倍、インプレッション74倍、コンバージョン3倍を達成

ホリデーシーズンに向けてAndroid アプリに M2E 機能を実装しました。カレンシーセールのプロモーションのためにポップアップメッセージを使用したのは、ここ数年で初めてのことでした。ハロウィーンのカレンシーセール中、10 月 27 日から 11 月 1 日までの期間、M2E 機能によりメッセージングを行いました。メインメニューのプレースメントにハロウィーンのテーマのポップアップを付加することは、この期間で実施する特別プロモーションについてユーザーに知らせる上で有効な方法でした。

M2Eの追加により、オファーウォールに関心を示した多くのユーザーにリーチすることができ、カレンシーセール中にAndroidの収益を2倍、インプレッションを74倍、コンバージョンを3倍増やすことに成功しました。

iOSで収益9倍、インプレッション84倍、コンバージョン2.3倍を達成

また、iOSでもM2E を使用してメッセージングを実装しました。M2Eのハロウィーン用ポップアップは今回の成功の軸となったもので、オファーウォールのインプレッションでは 84 倍の急増、コンバージョンでは 2.3 倍の上昇、収益では 9 倍の増加をもたらしました。

私たちはAndroidとiOSの両方でM2E がもたらした成果に感動しました。さらに、私たちはアプリ内課金の収益を犠牲にすることなく、各プラットフォームで収益の増加、インプレッションとコンバージョンの大幅な向上を達成しました。

Picture Crossでの成功を受けて、私たちはM2Eの実装を最大のアプリであるPuzzle Pageにも拡大し、感謝祭だけでなく年間を通して各イベントに向けて実装を進めています。今後もより多くのアプリにM2Eを実装し、Tapjoyのさまざまなカレンシーセールに参加していきたいと考えています。独自の通知を追加し、クリエイティブな戦略を構築してパフォーマンスをさらに高めていくことも考えています。"