ironSourceは、すべてのデベロッパーに対してアプリ内ビディング機能を開放しました。メディエーションプラットフォームとしては業界ではじめてとなります。これまでは事前の承認手続きが必要とされ、その段階で一定のユーザー数に達していない事業者はアプリ内ビディング機能を利用できませんでした。今後は事業規模やユーザー規模に関わらず、LevelPlayを通じてアプリの収益化を図ることができます。
ここでは二つの中小規模事業者を例に取り、それらの事業者がLevelPlayを通じてアクティブユーザー1人あたりの平均収益(ARPDAU)を最大化し、また業務の効率化を実現するまでの道のりを紹介します。Bagelcode社におけるユーザー獲得及びマネタイズ担当チームのリーダーを務めるマリー・キム氏と、Metamoki社のプロダクト・マネタイズ・ユーザー獲得担当チームを率いる河本英相氏に話を聞きました。
両社は事業構造や経営資源こそ異なるものの、デーリーアクティブユーザーが比較的少なく、またLevelPlayを通じて収益化を図ったという点では共通しています。Metamokiは米国のサンフランシスコを拠点とする少数精鋭体制のゲームデベロッパー及びパブリッシャーであり、これまでに「Dungeon Shop Tycoon」や「Wiz Khalifa’s Weed Farm」といった代表作を生み出してきました。一方のBagelcodeは韓国を拠点としてグローバルに展開するソーシャルカジノゲームのデベロッパーであり、「Jackpotjoy」「Star Spins」「Bingo Lane」などのヒット作からマニア受けするものまで多様なゲームを開発しています。
ウォーターフォール設定にかける時間を節減
Bagelcodeは、これまでウォーターフォール設計を通じて3種類のアドネットワークのテストを繰り返してきました。ネットワークごとに3~5種類のインスタンスを用意し、それぞれのeCPMとインプレッションを確認した上で、ターゲットeCPMを最適化し、インスタンスの順序を変更するという一連の手続きに対して大変な手間と時間をかけていたのです。
「技術の発展に伴い、様々な作業が効率化されていく中で、従来のウォーターフォール方式を通じた広告配信はあまりに非効率でした。ironsSourceがLevelPlayを開放したことをうれしく思います」とBagelcodeのマリー・キム氏は述べています。同社はアプリ内ビディング機能をiOS上でテストした後、LevelPlayに完全移行しました。
アプリ内ビディングを導入する以前は、提携するすべてのアドネットワークでテストを実施しなければ最適なCPMを得ることはできませんでした。今ではLevelPlayを通じてウォーターフォールとアプリ内ビディングとのハイブリッド型モデルを確立したことで、これら一連の作業は飛躍的に簡素化されています。広告配信に関する設定以外の、ゲーム体験の改善を通じたリテンション向上といったより本質的な作業に注力できるようになったのです。
従来のアプリ内ビディング機能テストツールとの違い
ただMetamokiも、アプリ内ビディングという新たなマネタイズ手法に完全移行することに対して当初は躊躇を示しました。そこでまずはLevelPlayのアプリ内ビディング機能テストツールを活用したのです。その他の事業者が提供する同様のツールは操作が複雑でテストの結果を把握しづらい傾向にありますが、Metamokiはダッシュボード上の簡易操作を通じてLevelPlayの設定を即座に完了させました。
「2週間のテスト期間中に優れたパフォーマンスを示したことを受けて、当社はLevelPlayに完全移行しました」
- マーエ・キム氏、Bagelcode、ユーザー獲得及びマネタイズ担当チームリーダー
「iOSとAndroidのどちらもテストしたことで、両プラットフォームを容易に比較できた点が大きいです」とBagelcodeのユーザー獲得及びマネタイズ担当チームを率いるマリエ・キム氏は述べています。「2週間のテスト期間中に優れたパフォーマンスを示したことを受けて、当社はLevelPlayに完全移行しました。」
ARPDAUへの影響
様々な事業者がLevelPlayを通じてARPDAUとeCPMを向上させています。事業規模による違いはありません。なぜならば、アプリ内ビディングが入札の競争性を促進する仕組みであるからです。より多くの入札者が参加するので、入札価格が上がり、ARPDAUが高くなります。
Metamokiは同社が開発した「Idle Fishing Story」でアプリ内ビディングのテストを実施したところ、1カ月以内にARPDAUが50%増加しました。「正直言って驚きました」とMetamokiのプロダクト・マネタイズ・ユーザー獲得担当チームを率いる河本英相氏は振り返ります。「当社のゲームを成長させるだけでなく、収益目標を上回る結果をもたらすことができる真のパートナーをついに見つけたと実感しました」。
「正直言って驚きました。当社のゲームを成長させるだけでなく、収益目標を上回る結果をもたらすことができる真のパートナーをついに見つけたと実感しました」
- 河本英相氏、Metamoki、プロダクト・マネタイズ・ユーザー獲得担当チームリーダー
LevelPlayを通じたARPDAUの増加と作業時間の節減を受けて、同社は最新作のDungeon Shop TycoonをLevelPlayに完全移行しました。
一方のBagelcodeは、eCPMが45%増加、30%の収益増、ARPDAUは27%増を達成しました。「LevelPlayの機能及びironSourceの対応に大変満足しています。今後はパートナーシップをより深めていく予定です」とキム氏は述べています。
「eCPMが45%増加、30%の収益増、ARPDAUは27%増を達成しました。LevelPlayの機能及びironSourceの対応に大変満足しています」
- マリー・キム氏、Bagelcode、ユーザー獲得及びマネタイズ担当チームリーダー
人的な支援の重要性
Metamokiは、ironSourceの専任チームによりLevelplayの設定や、メディエーション全体の最適化における手厚いサポートを高く評価しています。いわゆる中小企業にとっては、こうしたリソースの部分でのサポートが重要な意味を持つ場合があります。真のパートナーシップを構築すべく、ironSourceはこうしたパブリッシャーのサポートにも注力しています。
この事例が示すように、事業規模の大小に関わらずありとあらゆる事業者がアプリ内ビディング機能の恩恵を受けることができるのです。主な利点は2つあります。まず従来のウォーターフォール設計に費やしていた膨大な時間を他の目的に活用できるということ。さらにはウォーターフォールでは逃していた収益機会を取り込むことができるようにもなります。
今からでも遅くはありません。アプリ内ビディング機能を活用してみませんか。ぜひともLevelPlayをお試しください。
45%
Bagelcode社のeCPM
30%
Bagelcode社の収益
27%
Bagelcode社のARPDAU
50%
Metamoki社のARPDAU