Big Fish、ironSourceのプレイアブル広告を導入したEverMergeのARPUが21％向上

Big Fishは、ワシントン州シアトルに本社を置くモバイルゲーム開発・パブリッシャーで、カリフォルニア州オークランドにもオフィスがあります。

Sebastien Petit氏はBig Fishのユーザー獲得ディレクターです。ここでは、Sebastien氏と彼のチームがどのようにしてironSourceと共にEverMergeを世界的にローンチしたかについてお話しします。

Big fishと小さなチーム

私たちは2019年にEverMergeの開発を開始し、4月末にゲームをローンチする準備をしました。Big Fishのユーザー獲得チームは小規模だったので、新たな大規模なゲームのローンチ管理には、パートナーからのサポートが必要であることは明白でした。

ローンチ日が近づくにつれ、ironSourceチームに連絡を取り、ユーザー獲得戦略を整えました。当初からEverMergeのローンチには、ironSource側とBig Fish側の複数のチーム、クリエイティブ、プロダクト、R&D、技術サポートが連携する必要があることがわかっていました。

クリエイティブの力

年初、ironSourceは私たちのシアトル本社を訪れました。ironSourceのインハウスクリエイティブスタジオであるPlayworksが、クリエイティブのソフトローンチ計画を説明してくれたので、正式なグローバルローンチまでには、どのクリエイティブが最高のIPMをもたらすかがわかりました。Playworksは、実施したいプレイアブル広告のモックアップを見せ、クリエイティブを通じてゲームをスケールするためのベストプラクティスやパズルゲームのベンチマークを共有してくれました。

その後すぐに、ironSourceはクリエイティブソフトローンチを開始し、オランダ、スウェーデン、オーストラリアのiOSで複数のクリエイティブを同時に限定予算で検証しました。ironSourceは2週間にわたってクリエイティブのA/Bテストと反復を行い、最終的に特定のプレイアブル広告がグローバルローンチでEverMergeをスケールさせるための鍵となることがわかりました。

私たちは5月6日にプレイアブル広告とともにEverMergeをグローバルにリリースしました。このプレイアブル広告は、ローンチしたその日からキャンペーンのスケールに不可欠であり、動画クリエイティブの2倍のIPM、ゲームのインストールの87％を占めました。

総じて、ironSourceがソフトローンチで実施した厳格なテストフレームワークは、世界的なローンチの成功の基盤を築きました。

“プレイアブル広告は、ローンチ日からキャンペーンを拡大するために不可欠でした。”

-Sebastien Petit氏、Big Fishユーザー獲得ディレクター

スケールの拡大とROAS達成

次のステップは、実際のキャンペーンをスケールし、ROAS目標を達成することでした。私たちはironSourceのROASオプティマイザーを利用しました。これは、ユーザーの実際のARPU（アプリ内購入および広告収益データを含む）に基づいて最適な入札を自動的に計算し、すべてのキャンペーンを動的に入札します。

複数の広告ソースにまたがる大規模な予算を管理する少数のUAチームにとって、オプティマイザーはローンチ時の時間とリソースの節約に重要な役割を果たしました。オプティマイザーに切り替えた後、米国iOSのARPUが21％増加しました。

この増加は、1人の大口ユーザーではなく、多くの高品質ユーザーによってもたらされていたことが非常に重要です。実際、オプティマイザーを導入後、購入率は50％増加しました。

最終的に、ironSourceのPlayworksスタジオによって作成されたプレイアブル広告とROASオプティマイザーのおかげで、ironSourceのアドネットワークはEverMergeのローンチで20万以上のインストールを達成しました。

ironSourceと多年前に提携して以来、彼らは私たちのビジネスKPIと完全に一致し、成功にコミットしています。私たちはironSourceを弊社のUAチームの延長と見なしています。

“私たちはironSourceを弊社のUAチームの延長と見なしています。”

- Sebastien Petit氏、Big Fishユーザー獲得ディレクター