IEC Gamesがオファーウォールで完了率を5倍、D1 ROASを85%向上させた方法

IEC Gamesはベトナムを拠点とするモバイルゲームスタジオです。2015年に設立され、Ball Sort Puzzle、Water Connect Puzzle、Tiny Kingdomなどのヒットタイトルを輩出しています。ハイパーカジュアルパズルゲームであるWater Sort Puzzleをスケールアップするという目的のもと、IECはironSourceとの提携を決めました。これに対し、ironSourceは、CPE（エンゲージメント単価）キャンペーンの実施を提案しました。

IEC Gamesのユーザー獲得マネージャー、Đàm Thị Kim Oanh氏が、マルチCPEオファーウォールキャンペーンの実行によって、どのように完了率を5倍にし、D1 ROASが85%向上したかについてお話しします。それでは、詳しく見ていきましょう。

オファーウォールを探索する

“Water Sort Puzzleを立ち上げた後、従来のCPIキャンペーンでは、スケールアップや質の高いユーザーを見つけることが困難でした。さらなるブーストを得るために、ironSourceチームは、新たな別のルートとして、オファーウォールでマルチリワードCPEキャンペーンを実施することを勧めました。

オファーウォールキャンペーンは、どちらかというとカジュアルゲームやミッドコアゲーム向けであると信じていたため、ハイパーカジュアルスタジオとしてこれまで検討しことはありませんでした。しかし、ironSourceは、マルチリワードキャンペーンによって、ユーザーは1つのオファーウォールオファー内で複数のリワードを獲得できるようになると教えてくれました。ユーザーがゲームをさらに進められるようにすると、多くの場合、LTVユーザーが増えると言うのです。

これに大変関心を持ち、すぐに準備を始めました。このプロセスは非常にスムーズでした。ironSourceチームは、イベントのマップアウトなど、稼働前のセットアップとテストをサポートしてくれました。スケールアップするのに最適なポジションにいられるよう、ユーザーをエンゲージさせるための簡単なイベントを含むといった、ベストプラクティスを提供してくれました。そして、当社の入札が競争力のあるものであることを確認するために、TTE、つまり各イベントの完了にかかる時間に基づく業界のベンチマークを見せてくれました"

完了率が向上していくのを目の当たりに

“キャンペーンを開始したとき、すぐには高い価格での入札を始めませんでした。ハイパーカジュアルゲームは短時間で、簡単に進行させるユーザーもいるため、他のジャンルと比較してオファーウォールでの完了率が高くなります。つまり、入札額が低くても、アプリ内課金ベースの広告主に対して競争力を持つことができます。

完了率の急上昇を確認したら、最終的に目標ROASに達することができるよう、ironSourceチームのサポートにより入札を段階的に上げました。イベントごとの完了率が分かったら、ironSourceチームはイベントを調整して完了率を最大化させてくれました。また、より質の高いユーザーへの入札を最適化する方法も教えてくれました。

まもなく、完了率は5倍上昇し、支出は275%増加し、D1 ROASは85%増加しました。大幅にスケールアップしただけでなく、高品質のユーザーも獲得できたのです。

この大きな成長でわかったのは、オファーウォールキャンペーンには、私たちが思っていたようにアプリ内課金ベースのゲームだけでなく、さまざまな種類のゲームでの大きな可能性があるということです"

継続的なスケールアップ

"もう何年もの間ironSourceチームとは連携しており、新しいUAキャンペーンをテストして実装することも安心してお願いすることができ、満足どおりの結果が得られました。ironSourceのオファーウォールを使用することにより、当社のユーザー獲得は大きく向上しました。オファーウォールがほかに提供できるものには何があるのか、今後知っていくことを楽しみにしています"