ケーススタディ
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日本を拠点とするIGNITION Mは、スマホ向けのアプリおよびコンソールゲームを開発、パブリッシングをする会社です。代表の升田貴文氏およびそのチームが制作した”ぼくとネコ”は2018年Google Playのベストインディーゲームに選出された”やばかわガチンコRPG”です。

同社はぼくとネコをリリースした当初から約4年間、Tapjoyの広告でマネタイズおよび新規ユーザー獲得を行っていました。グローバルでアプリをローカライズして展開していく中で、より高いパフォーマンスが出せるプロモーション手法を模索しているところでした。

戦略

IGNITION Mはぼくとネコのプロモーションで、2018年にTapjoyの動画広告を開始し、同年の12月に通常のCPEのキャンペーンを追加しました。CPEではインストールだけではなく、よりアプリの深いイベントまでユーザーが到達し、よりアプリを理解してもらうことを期待していました。CPE開始当時の戦略としては、高いROASを狙うため、課金の発生しやすい深いイベントを成果地点とし、高い単価で配信することでした。しかしながら、成果地点が深いことからインストールしたユーザーの一部しか成果地点に到達せず、インストール数が多く取れない点が1つの課題で、アプローチを見直す必要がありました。

IGNITION Mは、2020年3月にTapjoyが新しいプロダクトとしてローンチしたMulti-Rewardへ切り替えました。このプロダクトでは、1つのキャンペーンの中で浅い成果地点から深い成果地点まで複数のポイントを設計できることから、ユーザーは気軽にオファーを開始することができます。深い成果地点へと進んでいく毎に段階的に高い入札単価を設定し、ユーザーの達成具合に応じて単価を調整することが可能です。テスト的に開始したのちに、ROASやLTVなどを見ながら成果地点とするイベントの変更やその単価を最適化しました。ぼくとネコはグローバルで配信されているアプリですが、中でも注力している、日本、英語圏、韓国、繁体字圏の合計11カ国で4言語でMulti-Reward CPEを配信し、言語毎に異なる成果地点、単価を設定することを柔軟に行っています。

結果

すべての国でMulti-Reward CPEでは、これまでのCPEよりも圧倒的に高いユーザーのエンゲージメントが得られています。特に課金の絶対が6.5倍に増え、高いROASパフォーマンスにも繋がっています。Multi-Reward CPEに切り替えてすぐに効果が出たことも特筆すべき点です。

3倍

通常のCPEと比較してインストールが増

6.5倍

日本においての課金額が6.5倍に

「TapjoyのCPEやMulti-Reward CPEはインストール前からユーザーに対しプレイするモチベーションを与えることができる非常に良い広告手法です。特にMulti-Reward CPEはイベントを複数設定できることから、LTVを意識した施策を打ちやすく、実際にLTVやROASの指標を見て最適化した結果、新規ユーザーを3倍に増やすことができ、日本においては課金額も6倍以上に増えました。広告を通して実際に体験してもらうことができ、ゲームの魅力をPRできた結果だと思っています。」

- 升田貴文, CEO

Let's put these tips to good use

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