ハイパーカジュアルゲームはCPIが低く、LTVも低いため、開発者は多くのユーザーを手頃な価格で獲得することができます。しかし、現在の市況はCPIを軒並み押し上げているため、ハイパーカジュアルゲームの開発者は競争力を維持するためにLTVを上げる必要があります。
LTVを上げ、収益を高める最善の方法は、広告枠戦略を最適化し、メタゲームのようなコアゲームプレイ以外のレイヤーを追加することです。コアゲームやその他を含む、ハイパーカジュアルゲームの広告枠のトップ8をご紹介しましょう。
コアゲームプレイ
LTVを向上させるために広告枠戦略を展開する前に、まず基本的なこととしてコアゲームプレイの広告枠について確認しましょう。ユーザーを収益化すると同時に、そのユーザーのリテンションを維持するために、動画リワード広告をツールとして活用し、各プレイヤーの目標達成を(彼らの少しの時間と引き換えに)手助けします。
1. レベル開始前
動画リワードは、コアゲームプレイが始まる前、つまり、プレイヤーのゲームプレイ開始直前から非常に有用となります。 レベル開始前に、ポップアップでブースターやスキル、追加アイテムなど、次のレベルで役に立つものをプレイヤーに提示します。この嬉しいサプライズは、プレイヤーのレベルに取り組むモチベーションになるだけでなく、広告枠が役に立つという実例を示すことになります。
2. レベルプレイ中
新しいレベルが始まると、動画リワードは実際のゲームプレイ中の重要なサポート源にもなります。これらのトラフィックドライバーはポップアップにすることもできますが、レベル開始前の広告と違って選択肢が多く、ユーザーの注意を引くために突然画面に表示される必要はありません。むしろ、これらの広告枠をレベルのプレイ中に配置することで、プレイヤーがそのプレイスメントとエンゲージするかどうかを見ることができます。受動的に聞こえますが、プレイヤーは報酬を獲得するための明確で簡単な方法を目にすることになるため、これらの広告枠とエンゲージしようという気になります。
例えば、レベル内に光り輝く動画リワードのトラフィックドライバーがプレイヤーに表示された場合、たとえ大きなポップアップが表示されなくても、プレイヤーはそのドライバーをクリックする可能性があります。ユーザーの期待に応えるためには、スキルのアップグレードなど、その時点のユーザーにとって有益なものをこれらのトラフィックドライバーとして提供することです。
3. レベル終了後
レベル終了後も、広告枠でプレイヤーのゲームの進行をサポートすべきです。プレイヤーが勝った場合は、そのリワードを倍増させることを提案したり、プレイヤーが負けた場合は、復活してレベルを再スタートするチャンスを与えたりすることができる広告枠です。
レベルが非常に長くなると再スタートさせるのは難しい場合もあるので、プレイヤーがレベル内で死んでしまった地点まで戻れるようにすることも広告枠の選択肢の一つです。プレイヤーのモチベーションを上げ、広告枠とエンゲージし再び挑戦してもらうために、下の例のように進捗バーを使い、あとほんの少しでクリアできることを示すこともできます。
メタゲームの上位広告枠
ハイパーカジュアルゲームでは、メタゲームを構築するケースが増えています。メタゲームは、従来のコアゲームプレイにとどまらず、プレイヤーの興味を引きつけることができるため、リテンションを高める新たな方法となるからです。LTVをさらに高めるには、適切な広告枠を実装してサポートします。
4. アイテムの購入/構築
ツールや生活空間など、プレイヤーがアイテムを作ったり購入したりする空間を提供するメタゲームは、動画リワードを取り入れるのに非常に適しています。動画リワードの報酬によって、プレイヤーがアイテムを作ったり買ったりするのに必要なゲーム内通貨を手に入れることができるからです。この広告枠オプションにより、(1) プレイヤーのゲーム内通貨の消費意欲を高める、(2) 獲得したアイテムがそのままキャッシュジェネレーターになる可能性がある、という2つの理由でゲームエコノミーで勝つことができます。
例えば、Free PlayによるTwerk Raceでは、プレイヤーはいつでもジムに入ることができます。プレイヤーのトレーニングマシンの数が増えるほど、対価としてゲーム内通貨を受け取ることができるため、プレイヤーはさらに多くのトレーニングマシンを購入して充実させようという気になります。新しいマシンがプレイヤーのゲーム内予算を超えたら、代わりに動画リワードを見ることですぐに支払うことができます。
5. より多くのアクティビティを解除する
メタゲームには、プレイヤーがお金を使うか、(ご存じの通り)動画リワードを見るだけでメタゲーム体験のレイヤーを増やせるというもう一つの共通点があります。プレイヤーは新しい謎に包まれたゲーム体験にアクセスできるため、余計にこれらの広告とエンゲージしようという意欲が高まります。
例えば、Rollic GamesのCrowd Evolution!では、プレイヤーは島を移動しながら、各島でさまざまなメタアクティビティを解除します。すべきことは、広告を見るだけです。
ゲームによっては、さらに多くのアクティビティが用意されています。例えば、SupersonicのArm Simulatorでは、プレイヤーはゲームのコアストーリーの続きを見るために広告枠とエンゲージします。
コアゲームプレイ以外
ハイパーカジュアルゲームでは、コアゲームプレイやメタゲームプレイ以外にもLTVを向上させる方法があります。そのために最適な広告枠をご紹介します。
6. 新スキン
武器やパワーアップと同様に、スキンはプレイヤーに新しいエキサイティングな方法でゲームを体験してもらう機会を提供するものです。動画リワード広告を投入し、プレイヤーに直接試してもらう絶好の機会となります。
多くのハイパーカジュアルゲームでは、ユーザーはスキンを解除する前に試すことができます。このような機会はプレイヤーが実際にスキンを手にするモチベーションにつながります。実際に入手するにはハードカレンシーやソフトカレンシー、あるいは、以下の例のように動画リワードの視聴が必要である場合があります。
7. デイリーミッション
毎日クリアするアクティビティーを提供するデイリーミッションは、動画リワード広告を活用する上で注目すべきもう一つのポイントです。
例えばLunch Box Readyでは、プレイヤーにコインや商品など、1週間分の独自の価値のある報酬が提供されます。動画リワードを視聴するだけで、これらの各報酬が手に入ります。1日1回のリワードだけでユーザーのモチベーションを高めることができるのであれば、長時間にわたってどれだけの報酬を受け取ることができるのかを想像すると、ユーザーの関心はかなり高まることでしょう。 このようにして、プレイヤーは自分のミッションの達成度を確認でき、次のミッションに参加するモチベーションを高めることができます。
8. スコアボード
広告枠は、プレイヤーに必要なものを必要なタイミングで提供することで、プレイヤーのモチベーションを高めることができます。ですから、プレイヤーが最もやる気を感じる場所にスコアボードを配置するようにしてください。スコアボードは、プレイヤーの競争意識を刺激します。時間をかけて継続的にスコアボードの順位を上げることができるため、長期的なリテンションにも貢献します。プレイヤーはすでにゲームを進行させることについて考えているのですから、この進行の助けになる動画リワード広告の提供を検討するのが良いのではないでしょうか?
SupersonicのBridge Raceがまさにその一例です。簡単な動画リワードを視聴したプレイヤーは、ゲーム内で星が5つ追加され、スコアボードですぐに上に上がることが明確にわかるように示しています。
ハイパーカジュアルゲームの世界が成長する中、競争力を維持する唯一の方法は、ゲーム体験を深めるだけでなく、それに合わせて広告枠体験も多様化させることです。プレイヤーがコアゲームプレイをしているのか、メタゲームプレイをしているのかに関わらず、プレイヤーの興味に応じた広告枠により、プレイヤーの関心を引き、ポジティブなユーザーエクスペリエンスを維持することができるでしょう。